ICUで死ぬ

16時~翌日9時までの夜勤で、勤務開始早々に患者さんが急変し急変対応や家族対応に追われながら他の患者さんの状態観察を行っていました。

急変対応がひと段落したと思えば新規の入院の依頼が外来からありました。しかしベッドの空きがなかったためすぐに多病棟と転棟の調整をして患者さんの転棟業務、そして入院患者さんの受け入れが立て続けにありました。さらに入院患者さんの状態悪化があり気管内挿管・CV挿入の介助など入院業務に加えたイレギュラーな処置が次々に飛び込んでき、息つく間もないほどに業務に追われていました。これ以外にも他の患者様の状態観察は2時間ごとにありその都度体位変換や人工呼吸器のチェック、心電図モニタリングのチェックもあります。

そして気づいたときには深夜の2時過ぎ、その間水分補給は合間をみてしていましたが夜食も食べずに働き続けていました。朝になってもルーチン業務も待っていることもあり、定時に記録を含めたすべての業務が終わることはなく、約3~4時間残業を行っていました。

トータルの勤務時間は約23時間、仮眠をとることもゆっくりと食事をすることもできずに働き続け、体力も限界を超えてやっとのこで退勤と残業処理をした後、近い将来絶対に看護師を辞めてやると何度も思いましたし一緒に夜勤をしていた後輩とうわごとのように愚痴をこぼしあいました

患者さんに直接かかわる業務であれば、患者さんのためならと割り切れるところも多くありますが、処置後へとへとになりながら処置の内容や状態変化の記録などを電子カルテに入力していると本当にしんどくなり気持ちも滅入っていきます。まして夜中は日勤のみの普通の仕事をしている人ならほぼ確実に寝ている時間になぜ自分たちは心身を削りながら働いているんだろうと考えてしまい、辛く感じることが何度もありました。集中治療室であれば当然の忙しさのようにも思われますが実際にやっている私たち看護師は疲弊しながら働いています。そんな中で当直の医者からしょうがないんだから頑張って働いてと言われたりすると本当に嫌な気持ちになるし看護師なんか辞めたいという気持ちが強くなっていきます。

また、悪い言い方をすれば自分の都合ばかり優先し横柄な態度をとる医者からの指示受けや報告もつらかったです。患者さんに少しでも早く良くなってほしいと思って仕事をしているのに、報告・状態についての相談をすると、看護師が勝手に言ってるだけ、本当にそれがいま必要だと思ってるのかなど上から威圧的に話をシャットアウトされることは日常茶飯でした。報告する看護師によって態度があからさまに変わるところを見てると理不尽と感じて辛くなることも多々ありました。