呼吸器内科はしんどい

呼吸器内科独特のしんどい、つらいことは、とにかく患者さんが「しんどい」ことです。

大前提に呼吸器の病気があるので、少なからず肺機能が低下しています。
それゆえ、食事や入浴、排せつに至るすべての生活行動がしんどいのです。
何気ない食事でも、無意識に息を止めています。

この食事、とっても辛い。

酸素チューブや酸素マスクをしているとなおさら、それだけでしんどい。
おまけに食事中に誤嚥でもしたら、吸引をしなくちゃいけないし、
状況によっては、絶食になります。

息が苦しいし、続かない上、口の中はカラカラ。
本当につらそう。そしてそんな患者さんい寄り添う家族さんも辛い。
理解のある家族さんでも、食事を止められると血相を変えて怒りをぶつけられると
更に看護師の立場として辛い。

医師に怒りを向けたらいいのに、できないが故に看護師が怒りのターゲットになることはしょっちゅう。

「お医者さんには内緒でいいでしょ?」と家族がこっそり差し入れる食事。
その食事の大半は、むせやすい麺類や汁物。
看護師から許可が出てない、肺炎のリスクが上がる、治療が長引くなど説明しても知る由なし。

そんな患者さんや家族の対応をしているだけで、 へとへとですし、また明日も、その次も、夜勤も対応するのか、と思うとうんざりします。

またそういう状況だと、排泄や移動手段にも介助が必要。
それなのに、理解や協力が得らえず、患者さん自身がなんとか1人でしようと行動をとる。

その結果、ベッドから転落や歩行の際に転倒して、頭部や顔面の打撲、骨折など本当にトホホな展開があるのです。

その事故状況を上司へ説明・報告すると、決まって

「予見できなかったの?対策や予防はしてなかったの?カンファレンスにかけていたの?」などなど

あれもこれもと矢継ぎ早に指摘ばかり。
現場で業務に集中していることで精いっぱい、対策や予防にもできる範囲で講じているけれど、 起こってしまうことは起こってしまう。

とてもやり切れない思い、努力しているのに報われない気持ちでいっぱいになります。

そんな思いばかりを毎日、毎度重ねているわけではありません。
だけど、結構な頻度で起こってることは間違いありません。
このご時世、高齢者の方々の入院が7,8割を占めることが多いのでなおさらです。

ひと昔、「インフォームド・コンセント」という言葉が流行り、多くの方々が理解をし、浸透しています。

だけど、患者さんや家族さん側が最近、「権利」や「主張」を強くしている傾向があります。 医療側にも入院や治療する上で協力、理解してほしいという説明責任という権利、 理解・協力するという姿勢を示してほしいです。

男性看護師 転職できるかなぁ。